大ウミヘビ事件.jpg)
伝説の大ウミヘビ・シーサーペントは全世界の海洋で目撃されているが、これは中でも最も有名な事件だ。
1948年8月6日の夕刻17時頃、イギリスの護衛艦デイダラス号が、喜望峰とセントヘレナの中間あたりの南太平洋上を航行していた。すると船から100メートルほど離れた地点に、30メートルはありそうなシーサーペントが、海面から1メートル以上の高さまで頭と首をもたげて泳いでいるのを乗組員全員が目撃。ヒレは確認できなかったが、ギザギザした歯と、首にはタテガミのようなものが付き、体の色は濃い褐色で、ノドは黄ばんだ白。
艦長のピーター・マクヒーが本土プリマスに帰港後、この話をマスコミに発表したところ、イギリスの動物学会では喧々諤々の大論争が巻き起こった。
著名なイギリスの動物学の権威リチャード・オーウェンは、それはアザラシかセイウチの見間違いだろうと、断固として大ウミヘビの存在を否定した。最近では、アザラシなどの海洋生物が、蜃気楼によって歪んで巨大化して映されたため怪物に見えたという説も出ている。
だがこの事件と同じ海域で、1930年にデンマークのアントン・ブルン博士が、全長180センチのウナギの幼生(レプトセファルス)を捕獲している。これはどういうことかというと、その幼生はデカすぎるのだ。そのままでは計算上、30メートルにまで成長してしまう。デイダラス号が遭遇したシーサーペントの正体は、超巨大ウナギだったのだろうか......。

















