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広大な中国大陸には無数の湖があり、その中には得体のしれない怪物が棲んでいると噂されている。つまりネス湖のような湖がたくさんあるのだ。そして怪物は、中国では「水怪」と呼ばれている。
代表的なものでは、チベットの首都ラサから、かなり遠く離れたウェンブー湖の水怪。この湖では太古から「家くらいある竜が、湖畔の牛を湖に引きずり込んだ」「イカダに乗っていた男が、イカダごと飲み込まれた」などの伝承が残っている。
ウェンブー湖はチベット高原が海の隆起で形成された塩水湖だ。他の海域ではとっくに絶滅している海洋生物が、外洋と隔絶されたこの湖で独自の進化を経て生き長らえているのだろうか。チベットには他にもナムツォ湖やバングンツォ湖などで水怪が目撃されている。
また、これも塩水湖だが、中国の奥地・青梅省にあるチンハイ(青梅)湖では、1947年と1982年に「首が長く、ウシの5倍はありそうな10メートルの怪獣」が目撃されている。チンハイ湖の面積は琵琶湖の6倍もあり、そのような巨大生物が生息するには十分な水量を誇っているのだ。
四川省九竜県の猟塔湖は300×500メートル、水深40メートルほどの狭い湖だが、やはり昔から地元の村で神と崇められている水怪がいる。1998年には、水怪が残したとされる湖面に浮かぶ渦が撮影されている。しかし湖の規模からして、あまり大きなものではなさそうだ。

















