
前回に引き続き、女性の話を聞くといい理由はまだまだあります。今回紹介する理由はものすごく単純に聞こえるかもしれませんが、「何を話したらいいのかわからなくなって沈黙を生みだしてしまう」という状況を減らすことができます。
女性と話すことを、まるで「抜き打ちで演台に立たされて、1時間喋ってくれと頼まれる」ことのように感じていませんか? これは普段からこういうことをしている人でもない限り、結構大変ですよね。人前で話すために準備して臨んでも大変なわけですから、抜き打ちになるともっと大変です。それに、聴衆、つまり相手の女性の評価も厳しい可能性が高いわけです。何を喋ったらいいのかわからないという焦りに加えて、これを言ったら引かれるんじゃないかという不安もわいてくるかもしれません。
しかし、ここで重要なのは、長時間の抜き打ち講演と違い、対話には相手がいて、会話の話題は対話をする相手と一緒に作り出していけるのだと理解することです。女性と会話をする際に、自分が一方的に話す立場にあるという意識がどこかにあると、会話の双方向性を忘れてしまうかもしれません。そうじゃないんだよ! と、ここで自分に言い聞かせましょう。
話題がないという問題については、話を聞くことがある程度解決してくれます。相手の女性に的確な質問をして、彼女にいろいろ話してもらうようにすれば、こちらが一方的に話す必要はなくります。また、「自分がずっと話さなければいけない」という緊張からも解放されます。相手の話に合わせて、上手に相槌を打ったり、自分の考えや気持ちを手短に伝えて、相手がもっと話したいと思えるようにしてあげることが大切です。相手の話したいことを話させてあげるようにするわけです。
ちょっとしたコツですが、質問するときは、広がりのある質問をして、できるだけ深く掘り下げていくようにするといいでしょう。まるで職務質問や面接でもしているかのように、違う質問を矢継ぎ早に聞いてしまうのは、よくある間違いです。
たとえば、
「好きなスポーツは?」
「好きな歌手は?」
「おすすめの居酒屋は?」
「休みの日には何してる?」
「今までで一番感動した映画は?」
という質問を1分間の内に済ませてしまうと、せっかくの会話の機会が無駄になってしまいます。「会話を楽しむ」という感じが消えて、「情報収集」のために質問をしているような印象を相手に与えてしまうことでしょう。
もちろん、会話の流れの中で、次々と質問をしていく場面もあるかもしれません。そういう場面と、上のような例の違いは、どれだけ質問に関連性があるかということだしょう。たとえば、「好きなスポーツは?」という質問に対して、「総合格闘技を観るのが好き」という答えが返ってきたとします。ここで、「ふーん、そうなんだ。それじゃあ、好きな歌手は?」と次の質問に進んでしまうと、会話の広がりが出ません。上記のように、会話の機会を無駄にしてしまうわけです。ですが、話の流れに沿って、「ふーん、そうなんだ。総合格闘技っていってもいろいろな興業があるけど、どれが好き?」だとか、「好きな選手は?」とかいう質問をすると、ちゃんと相手の話を聞いて、会話を進めていることになりますね。
前回の話とも重なりますが、気になる女性に的確な質問をするためには、彼女の人間性に興味を持って、「会話を楽しむ」ということを、心に構えておくといいでしょう。



















