今年6月に亡くなったマイケル・ジャクソンといえば "ポップの王様"だが、王様どころか神様として彼を崇拝する教団ができたそうだ。その名も"The Cult of Michael Jackson(マイケル・ジャクソンのカルト)"。マイケルのファンが集い、その功績に敬意を表し、芸術的才能を讃えるという目的で、今月初めに発足したらしい。

この教団には、マイケルの曲の歌詞から影響を受けた聖典まで存在する。例えば代表曲「マン・イン・ザ・ミラー」を基に、「鏡の奥に汝の有り様を見出し、過ちを悔い改め、誠の心を持って人を愛すべし」と説いているという具合だ。

マイケルの遺志を継いで慈善活動でもしてくれるならいいのだが、この教団、いかにも胡散臭い。まず、本部があるのはニューヨーク市ブルックリンのウィリアムズバーグ。おしゃれなサブカル風の若者が多い町だけに、皮肉のきいたおふざけではないかと勘ぐってしまう。そもそも教団名に"cult(カルト)"とつけること自体、真剣ではない証拠だろう。

イエス・キリストの弟子たちは聖杯を飲んだが、Facebookで入信した信者たちが飲むのは、さしずめ "ジーザス・ジュース(マイケルが子供を酔わせるのに飲ませたとされるアルコール入りジュース)"というところだろうか。